2017年シーズンを最後にF1を引退したフェリペ・マッサが、なぜダニエル・リカルドが今季限りでレッドブルを離れる決断をしたのか、その理由は理解できると語った。
リカルドは、現在トップ3のひとつに数えられるレッドブルを離れ、2019年にはルノーに加入することが明らかとなっている。
2016年からフルワークス体制でのF1挑戦を再開したルノーだが、今季はかなりの進歩を見せているとはいえ、来季からすぐに3強チームと肩を並べるほどのパフォーマンスが発揮できるとは考えにくい状況だ。
こうした中でリカルドがルノーへの移籍を決めたのは単に金のためではないかと推測する者もいる。また、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、そのうちリカルドが今回の判断を悔やむことになるのではないかとのコメントを行っている。
しかし、F1で通算11勝の記録を持つマッサはリカルドの決断は理解できると考えている。
「ダニエルは、我々同様、ホンダエンジンを搭載する来年どういうことになるか分からないんだ」
「それに、彼はマックス・フェルスタッペンとやることをあまり好ましく思っていない」
母国ブラジルの『Globo(グローボ)』にそう語ったマッサは次のように付け加えた。
「確かにリスクだし、うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない」