トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、レッドブルリンクで行われる2018年F1第9戦オーストリアGP(7月1日決勝)に向けて次のようにコメントした。
■ブレンドン・ハートレー
「僕たちにとってはビッグレースとなる。レッドブルのホームだからね。僕はLMP2でこのサーキットを走ったことがあるけど本当に楽しめたよ。面白いことに、僕は子供のころにはよくコンピューターでグランプリ3やグランプリ4をプレイしていたんだけれど、どういうわけだかいつもプレイしていたのはこのサーキットだったよ。そのころここはA1リンクとして知られていたんだけど、僕は10歳のころからやっていたコンピューターゲームでここのことはよく知っているよ。理由は分からないけれど、たぶん子供のころは集中力がそれほど長く続かなかったからだろうね。ここは1周がすごく短いからね!」
「レッドブルにかかわる全員にとってはワクワクするレースだと思うよ。たくさんの母国ファンの応援があるだろうからね。僕たちは改良版フロントウイングも手にすることになるから今週末を楽しみにしているよ。ここには多くの歴史や特徴があるし、場所も本当に美しいんだ」
「短いけれど腕が試されるサーキットだよ。中盤のセクションはかなり速いし、最後の2つのコーナーも速い。ここのストレート区間はそれほど長くはないから息をつく暇もそれほどない忙しいラップになるし、周回数もすごく多いからつま先の動きに集中し続けるレースだよ」
「そしてここではブレーキングを正確に行うことも重要だよ。ドライバーの仕事においてすごく重要になるのがブレーキングなんだ。それによって全部のコーナーとそこからの立ち上がりが左右されるからね。ブレーキペダルを踏み込む瞬間とブレーキペダルをどう緩めるかによってクルマの挙動が決まってしまう。ブレーキペダルを踏み始めたときからこうしたことすべてが始まるんだ」
「難しいエリアも2、3あるよ。よく知られているのはターン5だ。あそこは下りでのブレーキングになるからいとも簡単にブレーキがロックしてしまうんだ。そこはその前の上り坂でのブレーキングとは別物だよ。上り坂では重力が味方してくれるからもっとうまくやれるけれどね。F1カーの力を最大限に利用するためにはそこが最も複雑なところだよ」