FIA(国際自動車連盟)は、F1第7戦カナダGP決勝レースを前にピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)車がホンダの新PUへ変更したことを発表した。
●【画像:公式】2018年F1第7戦カナダGP公式スターティンググリッド
FIAのリリースによると、ホンダは4基目の内燃機関(ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、3基目のMGU-Kを投入したという。
これによりピエール・ガスリーは後方からのスタートとなる。
■ルール
ICE、TC、MGU-Hは年間3基まで、MGU-Kは年間2基まではペナルティなしで新品へ交換できるが、ピエール・ガスリーは年間21戦の内7戦目にして早くもペナルティを受ける事態になってしまった。
昨年までなら30グリッド、50グリッドなど“あり得ない”ペナルティが話題となってきたが、今年からはPUの内2つのコンポーネントを同時に交換した場合、こうした数字を出さずに最後尾からスタートすることになっている。ホンダとピエール・ガスリーは、このルールの第1号適用者となってしまった。
F1カナダGPのスターティンググリッドでは、予選でタイムを記録していないロマン・グロージャン(ハース)が最後尾となり、ピエール・ガスリーは19番グリッドからスタートすることになる。
ピエール・ガスリーは予選16番手と奮わなかったここカナダでペナルティを受け、初の母国GP(フランスGP)でペナルティを避けたいという思惑もあるだろう。
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