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【FP1レポート】トロロッソ・ホンダはハイパーソフト温存もトップ10/F1カナダGP

2018年06月09日(土)1:01 am

2018年F1第7戦カナダGPが6月8日(金)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(1周4.361km)で開幕。現地時間10時(日本時間23時)から行われたフリー走行1回目でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立った。

●【画像:FP1結果】2018年F1第7戦カナダGPフリー走行1回目のタイム差、周回数

好天に恵まれたモントリオールだが、普段ほとんどレースに使用されていないコースのため、セッション開始時にはコースから大きな砂ぼこりが舞い上がる光景が展開される。

そんな中、マクラーレン勢が最初からここに持ち込まれたドライタイヤの中で最も軟らかいハイパーソフトタイヤで走行を開始。一時はフェルナンド・アロンソがトップ、ストフェル・バンドーンが順位ボードのトップと2番手に位置した。

ところがセッション開始から26分ほどが経過したところでルノーのニコ・ヒュルケンベルグのマシンにトラブルが発生。ヒュルケンベルグはターン11を抜けたあたりでマシンをコース上に止めてしまう。その時点ではVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されるが、その後赤旗が振られセッション中断となる。

10分ほどの中断をへてセッションが再開されると、ここで一番硬めのコンパウンドとなるスーパーソフトタイヤを履いたメルセデス勢がペースを上げて1-2体制を築いていく。

セッション開始から50分ほどが経過したところでハイパーソフトに履き替えたフェルスタッペンが走行を開始。その約10分後にトップタイムをマークする。それとほぼ同じタイミングでメルセデス勢が中間の硬さとなるウルトラソフトタイヤに履き替えた。

その3分ほど後にはウィリアムズのランス・ストロールが“チャンピオンの壁”とも呼ばれる最終コーナー出口右側のウォールにリアタイヤをぶつけてパンクするというハプニングも発生。その後も何人かのドライバーがスピンを喫するシーンが見られた。

セッションの残り時間が10分を切ったところでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがハイパーソフトタイヤでコースイン。それまで9番手に位置していたベッテルが4番手に順位を上げ、ここで3強チームのドライバーたちが順当に上位6ポジションを占める形となる。

結局、フェルスタッペンが刻んだトップタイムを塗り替えるドライバーは現れないまま今年のカナダGP最初のセッションが終了時刻を迎えた。

3強チーム以外ではマクラーレンのアロンソとストフェル・バンドーンが7番手と9番手となり2台がトップ10入りを果たしたほか、ルノーのカルロス・サインツが8番手、ホンダPUを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーが10番手につけ始めて走行するジル・ビルヌーブ・サーキットでの最初のセッションでトップ10入りを果たしている。

トロロッソのもう1台、ブレンドン・ハートレーは16番手でセッションを終えたものの、トロロッソ勢はこのセッションではハイパーソフトを温存するプログラムを組んでおり、このあと行われるフリー2でさらなる順位アップを期待することができそうだ。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:13.302
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:13.390
3番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:13.518
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:13.574
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:13.617
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:13.727
7番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:13.900
8番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:14.116
9番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:14.311
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:15.004

F1カナダGPフリー走行2回目は、このあと日本時間3時から始まる。

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