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レッドブルがノリス獲得に動くもマクラーレンが拒否との報道

2018年06月07日(木)19:31 pm

レッドブルが自分たちのジュニアドライバーであるランド・ノリスに目をつけたことは「驚きではない」とマクラーレンの広報担当者が語った。

WEC(世界耐久選手権)チャンピオンという称号をたずさえて2017年のF1第17戦アメリカGPでトロロッソからF1デビューを飾った28歳のブレンドン・ハートレーだが、今季はなかなか結果が出せないでいる。

ジュニアチームであるトロロッソのドライバー人事権を持つレッドブルではすでにその後任ドライバー探しを始めたようだと報じられており、当初は昨年ザウバーのドライバーを務めていたメルセデス所属のパスカル・ウェーレインに白羽の矢を立てたようだともうわさされていた。

■マクラーレンがレッドブルの要請を拒否?

そして、最近の報道によれば、レッドブルがマクラーレンの育成ドライバーであり、現在F2選手権でランキングトップに位置している18歳のランド・ノリスの獲得に動いていたという。

だが、マクラーレン側としても自分たちの秘蔵っ子ドライバーをレッドブルに譲り渡すつもりはなかったようだ。レッドブルは第9戦オーストリアGP(7月1日決勝)からノリスをトロロッソのF1マシンに乗せたいとして交渉に臨んだと言われているが、マクラーレンはその要請を断ったと伝えられている。

マクラーレンの広報担当者はノリスの件について次のように語ったと報じられている。

「ほかのチームが我々のドライバーたちに注目していることに驚いてはいないよ」

「彼ら(ライバルF1チーム)は明らかに、我々同様、彼ら(ジュニアドライバー)には非常に才能があると信じているんだ」

だが、レッドブルとしてはまた10月にノリス獲得に動くことになるだろうと見られている。その時点でノリスがマクラーレンと2019年の契約を結ぶか、あるいは、マクラーレンを離れることになるかが決まることになると考えられているためだ。

■マルク・マルケスはF1で成功できるとレッドブル首脳

一方、最近のうわさでは、世界最高峰二輪選手権であるMotoGPのスターライダー、マルク・マルケスが将来的にトロロッソの選択肢に加わるのではないかとも言われている。

マルケスは最近オーストリアのレッドブルリンクにおいて数年落ちのレッドブルF1カーでテスト走行を行ったが、レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコがそのパフォーマンスには「感銘を受けた」と語ったと報じられている。

「今後数年の間に彼はMotoGPで多くの記録を打ち立てるだろう。その後、彼はF1転向を検討することになるかもしれないよ」

『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったマルコは次のように付け加えている。

「例えばジョン・サーティースのような素晴らしい才能を持つ者だけが両方のカテゴリーで成功を収めることができる。そしてマルクはそうした資質を持っているよ」

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