2018年プレシーズンテストがバルセロナサーキットで始まった。
今シーズンからホンダF1のテクニカルディレクターとして現場を指揮していく田辺は「トロロッソと緊密に連携しながら計画通りに開発が進んでいる」とチームとしてうまく進んでいると述べた。
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■田辺豊治(たなべ とよはる、ホンダR&DヨーロッパU.K. F1テクニカルディレクター)
「忙しく過ごしてきた冬を終えて、ここバルセロナにようやくクルマをサーキットに持ってくることができて大変嬉しく思います。
我々は今日計画されていたことの全てを完了できませんでしたが、それは単に今日の午後は非常に低い気温と霧雨というコース条件の影響により、あまり周回数を重ねることができなかったためです。しかしながら、最終的に93周をして完了できた作業について満足しています。
トロロッソとは比較的短い時間しか仕事をしていませんが、両方のパートナーが非常に緊密に連絡を取り合っているため、計画通りに開発が進んでいます。私たちは今、チームとして非常にうまくいっていると思いますし、イタリア、イギリス、日本のスタッフ全員が頑張ってくれたことに感謝しています。
テストの最初の日となった今日は、我々はまだ新車を投入したばかりの新しいチームのため、クルマの基本的な機能チェックとチームのワークフローのオペレーションチェックを行いました。テストはまだ7日間ありますし、開幕戦メルボルンへの準備に重点を置いて、パッケージとしてクルマを開発するためには、期間内にできるだけ多くの周回をすることが重要です」