MotoGP(ロードレース世界選手権)のスターライダーであるバレンティーノ・ロッシが、自分はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の大ファンだと認めている。
38歳となったロッシは、母国イタリアのラジオ局『Radio Deejay(ラジオ・ディージェイ)』に対し、20歳のフェルスタッペンについて次のように語った。
「フェルスタッペンはF1の新たなスターだよ」
「彼は本当によくやっている。だけどみんなは彼のスピードを下げさせようとしている。それはばかげたことだよ」
2017年のF1第17戦アメリカGP決勝最終ラップでキミ・ライコネン(フェラーリ)を追い抜いて3番手でゴールしたフェルスタッペンに5秒加算ペナルティーが科されたことが大きな話題となったが、恐らくロッシがこのコメントで示唆したのはフェルスタッペンに対して時として厳しい裁定が行われたり、仲間のドライバーたちから批判されたりすることが多いということだろう。
「もし僕がF1の運営についての発言権があるなら、僕は12人のフェルスタッペンをグリッドに並べたいよ」
「マックスはたぐいまれなドライバーだ。彼は若いし、システムをからかい、追い抜きを見せる。それはファンのみんなに愛される資質だよ」
そう語ったロッシは、2017年からロードレース世界選手権の最高峰クラスであるMotoGPに同じヤマハで参戦したフランス人ライダーのジョアン・ザルコを引き合いに出しながら次のように続けた。
「フェルスタッペンはザルコみたいだね」
「彼らはどちらも決してスピードを緩めようとはしないんだ。だからスペースを残しておかなくてはならない。そうしないと両方とも脱落する危険があるからね」