フェラーリがキミ・ライコネンとの契約更新を発表した。契約期間は2018年の1年だ。
■背景はベッテル引き止めか
フェラーリの母国F1イタリアGPを9月上旬に控え、なぜ夏休み中にキミ・ライコネンの発表を行ったのだろうか。それには、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)との契約が関係していると思われる。
2015年にフェラーリへ移籍し3年契約を結んでいたベッテルだが、その契約は今季末までだ。先月、フェラーリはベッテルに対してフェラーリは3年総額155億円をオファーしたと報じられていた。
うわさでは、この大型オファーに対してベッテルは単年契約を希望しているようだと言われている。それは2019年にメルセデスAMGへの移籍を視野に入れているということを意味するだろう。また、ベッテルはフェラーリに残る条件としてライコネンとの契約更新を希望しているとも伝えられており、そのうわさ通り、フェラーリはライコネンとの契約更新が発表されたことになる。
こうなるとベッテルとの契約更新も間もなくだと思われるが、ベッテルに関しては2018年シーズンに向けてメルセデスAMGとの間に事前合意を結んでおり、そこには2018年の契約に関しては8月に締結してはならないとの項目があるようだともうわさされている。
ベッテルについては、数週間のうちにフェラーリと3年契約か、それとも単年契約か、または移籍というサプライズがあるのか。移籍市場で重要なカギを握っているのはベッテルだ。