13日(火)、ポルシェ ジャパンが今週末に開催されるル・マン24時間に向けて「ポルシェ ル・マン24時間パブリックビューイング」の開催を発表した。
また、会場にはポルシェ「919 ハイブリッド」とトヨタ「TS050 HYBRID」が展示、ポルシェジャパンの七五三木敏幸社長にTOYOTA GAZOO RACINGのマーケティング・ディレクター北澤重久氏も加わり、ル・マン24時間で最大のライバル2社が熱い想いを語った。
■ル・マン最多優勝のポルシェ、レースから市販車へ活かす
ポルシェはル・マン24時間で最も多い18回のチャンピオンを獲得しており、ポルシェはレースで得られた知見を市販車にフィードバック、開発に役立てているという。
現在、ル・マンを戦うマシンは、ポルシェもトヨタもハイブリッドカーだ。現在、自動車市場はハイブリッドカー・電気自動車(EV、PHEV)へと向かっているが、普及率は全体の0.3%にすぎないという。しかし、ポルシェは今後のEV販売比率を10%以上に引き上げていく計画だ。なお、世界初のEVを作ったのはポルシェで、現在も“革新的な”自動車作りへの挑戦を続けている。
ポルシェはハイブリッドカーやEVの展開について意欲的な姿勢を示しており、短期的にはインフラ整備も含め時間がかかることを認識しながらも、中長期的視点で“革新的”なメーカーで有り続けるために挑戦を続けるという。
■最大のライバル、技術の戦い
昨年のル・マン24時間は、残り3分までリードしたトヨタがまさかのトラブルでストップ。劇的な展開となった。
ポルシェは今年のル・マン24時間について「負けないぞ」という強い意気込みで挑むといい、トヨタは「最後まで何が起こるかわからない」を合い言葉にしているという。お互いに24時間戦い抜くことを誓った。
■ポルシェ、パブリックビューイング
ポルシェは今年もパブリックビューイングを開催。6月18日(日)11時〜23時まで、銀座にて開催するという。本イベントに関する詳細は後ほど。