今年、ルノーF1の特別アドバイザーに就任した元F1ドライバーのアラン・プロストが、2017年にフェラーリがF1タイトルを取ることはないだろうと語った。
セバスチャン・ベッテルをレッドブルから迎えた2015年にはシーズン3勝をあげていたフェラーリだが、F1タイトル奪取という目標を掲げて臨んだ2016年は1勝もすることなくシーズンを終えている。
2017年シーズンは、昨年までとはシャシーやタイヤに関するレギュレーションが大きく変わっており、ある意味ではこれまでのチーム間の力関係に変化をもたらすチャンスだととらえられている。
しかしプロストは、フェラーリにはそのチャンスを生かすことは難しいだろうと考えている。
「今回のようにルールやクルマが大きく変わったときには、フェラーリはほとんどと言っていいほどトップにはなれていない」
「私がフェラーリとそのドライバーには今年もチャンスはないだろうと考えているのはそのためだよ」
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』にそう語った61歳のプロストは、次のように付け加えた。
「私は、今年はメルセデスAMGとレッドブルが五分五分の状況になるだろうと思っているよ」