21日(火)、4度のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストが、2017年ルノー・スポールF1チームのスペシャル・アドバイザーに就任したことが発表された。
ルノーがプロストに期待するのは、ドライバーをサポートし、元F1チーム代表としての豊富な経験を活かして、ルノーがF1で勝てるチームに返り咲くことだ。
ルノー・スポール・レーシングのジェローム・ストール会長は、『R.S.17』の発表会において、ルノー・スポールの執行委員会のメンバーとしてアラン・プロストを壇上に呼んだ。
アラン・プロストは、F1参戦初期にルノーでレースをし、1993年にはウィリアムズ・ルノーで4度目のタイトルを獲得している。また、チームオーナーとしてリジェを買収し、1997年から2001年までF1チームを運営。さらに、ルノーがワークスチームとしてF1復帰する前にはルノーのアンバサダーとして活躍し、今はフォーミュラEでe.damsチームを共同運営し常勝チームに君臨している。
ジェローム・ストール会長はプロストについて次のように述べた。
「彼はチームに、素晴らしい経験、素晴らしいネットワークをもたらしてくれ、そしてドライバーと会話をする才能と、そのための特別なネットワークがある」
■プロスト、自身の役割について
アラン・プロストは、自身の役割について次のようにコメントした。
「まず第一に、重要なことは、ルノーが再び競争力をつけて、できるだけ早く、すぐにでも勝利することだ」
「私がルノーとのプロジェクトに参加したのは初めてではないし、また、私は日々の業務に関わらないことははっきりしている。私のポジティブな姿勢はあとから少しずつ増していくだろうし、時にはこのような状況を持つのも良いことだ」
「重要なのは、将来的に優勝できるチームになるために、可能性のあるベストの戦略で、ベストな意思決定ができるよう情報を与えることだ」
■新しいレギュレーションによるクルマについてプロストの意見は?
また、アラン・プロストは、新しいレギュレーションによるクルマについて次のようなコメントをした。
「あなたが想像するように、興奮しているよ。クルマのサイズを見ると、大きなタイヤを装着していたあの日(昔)のようだ」
「私は月曜日にバルセロナに行く予定だ。速くなったコーナーで数周走り終えた後、ドライバーが何を言うかとても興味があるよ」
「体力的に大きなチャレンジになるだろう。しかし、F1にとって非常にポジティブだと思うよ。新しいサイクルが必要だったからね」
「クルマは印象的なものになり、新しい観客や若い観客を惹きつけてくれることを願っている」。
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