フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1シンガポールGPの決勝前にパワーユニットとギアボックスの交換を行った。
ベッテルは、予選でリアサスペンションが破損したため、最下位のタイムしか記録できなかった。
フェラーリは、この機会にパワーユニットとギアボックスの交換を行うとツイートしている。
パワーユニットは、ルールで年間5基までと決められているが、ベッテルはすでに5基目に達しており、シーズン末までに6基目を使用してペナルティーを受ける可能性が高かった。
FIA(国際自動車連盟)によると、ベッテルはパワーユニットのうち、内燃機関とターボチャージャー、MGU-Hを交換した。いずれも6基目のため、合計20グリッド降格のペナルティーが科される。
また、ギアボックスも6レース連続で使用していないため、5グリッド降格ペナルティーが科される。
合計25グリッド降格だが、もともと最後尾グリッドだったため、ベッテルのスタート位置は22番手グリッドで変わらない。