F1シンガポールGP予選ハイライト映像が公開された。
■Q1
アタック中のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はマシンの異常を訴えた。「何かがおかしい」。映像でも常にどちらかの前輪が浮いて3輪走行しているのがわかる。シンガポールGPを得意とするベッテルでも、さすがにこの状況ではタイムを出すことはできない。
残り4分、ベッテルはアタックを諦めてピットインしてしまった。タイムは最下位だが、21番手のエステバン・オコン(マノー)とは0.246秒差だったが、16番手のロマン・グロージャン(ハース)とは約1.5秒差もあったため、賢明な判断だろう。
■Q2
Q2セッション終盤、タイムアタックをしていたグロージャンが突然スピン。「ブレーキング時に何が起こったのかわからない」。ここでダブルイエローフラッグが出され、アタック中のドライバーはここで終了。しかし、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)がタイムを更新して10番手でQ3へ進んだが、審議中となった。予選終了後に8グリッド降格ペナルティが科された。
グロージャンのクラッシュ直後、ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)もクルマを止める。アタック中にリアタイヤを壁にタッチしてしまい、ホイールが壊れてタイヤがパンクしてしまった。マシンのバランスは改善されて調子を上げていただけに、Q2敗退は悔しい。
■Q3
ポールポジションは、メルセデスAMGとレッドブル、フェラーリのライコネンの争いとなった。
しかし、ライコネンはタイムアップできず、メルセデスAMGとレッドブルの一騎打ちに。最後はダニエル・リカルド(レッドブル)が意地を見せて2番手を獲得。ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は3番手に甘んじた。
●ベッテル、3輪走行でタイムアタック(5:19)[F1.comへ]