メルセデスAMG技術部門のエグゼクティブディレクターであるパディ・ロウが、フェラーリ移籍のうわさを否定した。
フェラーリはテクニカルディレクターのジェームス・アリソンが7月に離脱し、エンジン部門の責任者だったマッティア・ビノットがその後任に就いている。
これは暫定措置であり、フェラーリはロウの獲得をねらっているとイタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙は伝えている。
■うわさについてベッテルは
F1シンガポールGP(18日決勝)を前に、ロウのうわさについて聞かれたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、こう答えた。
「彼のように力のある人が(契約上)獲得可能なら、もちろん検討しなきゃならない」
「でも、僕の知る限り、彼の獲得は不可能だ」
しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ロウの現在の契約は今年末で切れると伝えている。ただし、移籍した場合は半年間の「ガーデニング休暇」を消化しなければならないだろうと見ている。
■移籍を考える理由がないとロウ
ロウは、うわさについて次のように答えた。
「私はフェラーリに話を持ちかけていないし、彼らも私に話を持ちかけてはいない」
「私は今いる場所で満足だ。素晴らしいチームで素晴らしい人々と働き、トト・ヴォルフ(ビジネス部門のエグゼクティブディレクター)ともうまくやっている。何かを変える理由はない」