前日に金メダルを獲得したばかりの元CART王者で元F1ドライバーのアレッサンドロ・ザナルディ(49、イタリア)が、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場、男子ハンドサイクル個人ロードレースで銀メダルを獲得した。
レース後ザナルディは「全力を振り絞った。コースの性質か、私の年齢か、睡眠不足が影響したのかは分からない。でも、2位になれて本当に幸せだよ」と語っている。
■自身5個目のメダル
ザナルディは初出場したロンドン・パラリンピックで金メダル2個と銀メダル1個を獲得、リオデジャネイロ・パラリンピックでも14日に金メダルを獲得しており、自身5個目のメダルとなった。
■15年前の9月15日に大事故
ザナルディは、15年前の2001年9月15日、CARTに参戦中に命が危ぶまれるほどの大事故を負っており、両足を切断した。そのことについて「15年前の今日、私は生まれ変わった。捨てたものじゃないね。その記念日に銀メダルを手にしたんだ。これ以上は望めないよ。家に帰って、妻と子どもがキスをしてくれたらそれで十分だ」
ザナルディは、男女共通ハンドサイクルチームロードリレーにも出場する。2012年ロンドン・パラリンピックの同種目では銀メダルを獲得している。
I lost from a great champ period
Alex is really happy, but that's all I had today, maybe Zanardi would had done it.. pic.twitter.com/FwOsHbkNAj— alex zanardi (@lxznr) 2016年9月15日