F1最大の株主であるCVCキャピタル・パートナーズが株の売却を済ませたと複数の主要メディアが報じている。
■買い手はアメリカのメディア関連企業か
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』、イギリスの『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、アメリカの大手メディア関連企業リバティ・メディアがF1を85億ドル(約8800億円)で買収したと報じている。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、6日(火)にも最初の入金が行われるとしており、「われわれが尋ねると、売却が次週に行われることをバーニー・エクレストンは認めた」と伝えている。
■今後も仕事は変わらないとエクレストン
売却は2段階で行われ、最初の移行期にはエクレストンは間違いなく現職を継続すると伝えられている。
「私は今後も常にやってきたことを行う」
「どんな役割を受けるかは私が決めることだ」とエクレストンは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話している。
■エクレストンは数日中に引退を発表するとジョーダン
しかし、元F1チームオーナーで現在はテレビで解説を務めるエディー・ジョーダンは、エクレストンが次のF1シンガポールGP(18日決勝)までに辞職すると主張している。
「バーニーは数日中に引退を発表すると私は見ている」とジョーダンはドイツの『Bild(ビルト)』紙に話している。
当のエクレストンは『Bild(ビルト)』紙にこう話した。
「契約がどんなものか知っているだろう。金が銀行に入るまでは、すべて無意味なんだ」
また、エクレストンが所有する約14%の株は「非売品だ」とエクレストンは話している。