今週末にF1イタリアGP(9月4日決勝)が開催されるモンツァ・サーキットだが、ついに来年以降もイタリアGPを開催することが確定したようだ。
地元紙の『Il Cittadino(イル・チッタディーノ)』が報じたところによれば、これまで長く交渉が続けられていたモンツァでのイタリアGP開催継続問題が決着し、今週末のイタリアGP開催中の金曜(9月2日)か土曜(同3日)にはそれが正式発表されることになりそうだという。
その報道によれば、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンと、イタリア自動車クラブ(Aci)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニは新たに3年契約を結ぶことで合意しており、今後両者がそろって契約書に調印することになっているという。
モンツァで実際にイタリアGPを主催するSIAS(ソシエタ・イニツィアティブ・アウトストラダリ・エ・セルビッチ)の新たな会長に就任したピエロレンツォ・ザンキもこの報道を否定せず、次のように語っている。
「(正式発表は)決勝日以前に行われることになるだろう。この重要なニュースを強調するにはまさにうってつけのタイミングだからね」
さらに、ザンキは、イタリアGP誘致をもくろんでいたイモラがモンツァの契約を妨げるために法的手段に出るのではないかともうわさされていることに対し、次のように語った。
「そういう可能性があるなどとは考えてもいないよ。契約が結ばれるたった2日前に裁判官がそういうリスクを取るところを見てみたいものだね」
また、イタリアの『ANSA通信』は、エクレストンが今ではモンツァと新たな契約が結ばれないとしたら「驚く」だろうと語ったと伝えている。