マクラーレンの新CEOが間もなく始動する。本人が認めたもの。
WRC(世界ラリー選手権)でフォルクスワーゲン(VW)ワークスを率いる、ドイツ人のヨースト・カピート。彼がマクラーレン・ホンダCEO(最高執行責任者)として同チームと契約したのは、去る1月だった。しかしカピートは、VWが後任を見つけない限り離任しないと語っていた。
そして今週末のWRC第9戦ラリー・ドイチュラントでカピートは、これがVWで自身の最終戦だと明らかにした。
「8月末をもってVWの仕事を終了する」とカピート。
これに反してスペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』は、カピートがマクラーレンCEOとして初めて、来週末のF1第13戦ベルギーGPにやって来ると報じた。
そこで気になるのは、VWでカピートの後任だ。1990年代にWRCで活躍したスペインの英雄カルロス・サインツのコ・ドライバーを務め、現在はVWアンバサダーのカルロス・モヤ。カピートの後がまについて聞かれた彼は、自分の異動はないと次のように答えた。
「私は何も聞いていない。知っていても言わないよ」