ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、シルバーストン・サーキットで行われるF1イギリスGP(10日決勝)に向けて意気込みを語った。
■長谷川祐介「今回のレースはホンダの出来次第」
「イギリスGPについてはあえて説明する必要もないでしょう。F1カレンダーの中でも非常に古くから行われているレースですし、F1を象徴するレースのひとつです。そして、F1サーキットの中でも有数のパサーサーキットとして知られており、非常に難しいレースのひとつでもあります」
「サーキットは長くて平たんで、パワーと燃料が必要になります。ですから私たちが中団で厳しいレースを強いられることになるのは間違いありません。しかし、我々はバクー(第8戦ヨーロッパGP)とオーストリア(第9戦)から学ぶことができたいと考えていますし、チームとして確実に進歩を続けています。そして今週末にクルマの能力を最大限に発揮できるかどうかは、我々にかかっているのです」
「さらに、シルバーストンは我々にとって2つあるホームレースのうち、今季最初に迎えるグランプリとなります。ですから、忙しく、特別な週末になるだろうと楽しみにしているところです。イギリスのファンは世界でも非常に情熱的なことで知られていますし、ホンダに対しても、これまでF1に参戦していた時期を通じて常に大きな応援を送ってくれていました」
「イギリスGPがこれほどまでに特別なのは、ファンとその情熱によるものです。私たちは母国のファンの前で2台ともにポイント圏内でゴールさせることができるようにしたいと願っています」