ニコ・ロズベルグとメルセデスAMGの契約交渉について、その争点がF1カナダGP(12日決勝)を前に明らかになった。
ロズベルグの契約は今シーズンで切れるが、双方に契約延長の意志は示している。そのため、交渉の争点は報酬アップのみと見られていた。
しかし、ロズベルグの交渉代理人を務める元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、争点は「報酬ではない。ほかのことだ」と話している。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、交渉の争点になっているのは、メルセデスAMGが育成してきた若手のパスカル・ウェーレイン(マノー)の昇格を望んでいるかどうかだと伝えている。
メルセデスAMGはウェーレインの昇格を視野に、ロズベルグとは1年の契約延長を望んでいるのに対して、30歳のロズベルグは3年契約を望んでいるというのだ。
ベルガーは次のように話す。
「彼ら(メルセデスAMG)が取ろうとしている将来戦略に関して、われわれとの合意が必要だ。彼らが合意すれば、そのときはわれわれも交渉ができる」