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トロロッソ「ダニールとともに再出発だ」/F1スペインGPプレビュー

2016年05月12日(木)3:31 am

トロロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われるF1第5戦スペインGP(15日決勝)に向けて意気込みを語った。

■ダニール・クビアト「少年時代から何度もテストを行なったサーキットだ」
「バルセロナは、僕が少年時代から何度もテストを行なったサーキットで、良く知っている。第1コーナーは絶好の追い越しスポットだし、第3コーナーは、まるで終わりが見えない、長いカーブだよ。僕のお気に入りは第9コーナーだ。ここがいちばん速いカーブで、このコース中もっとも気に入っている箇所と言って良い」

「最終セクターはすごくツイスティ―で遅く、かなりの技術を要する。このサーキットを熟知しているとは言え、決して簡単ではない。セッティングに多くを依存するんだ。マシンをしっかりセットアップする能力が要求される。高速寄りでも低速寄りでもない、高速セクションにも低速セクションにも対応できる、ちょうど良い妥協点を見いだせなければならない。クルマをオーバーステア傾向に仕上げるか、あるいはアンダー気味にするのか、自分の好みを分かったうえでマシン作りを決めないと」

「どのドライバーに限らず、セットアップをきっちりと出したドライバーが良いレースをする。常に悩みどころだね。バルセロナの町もすごく好きだ。じつは郊外に半年ほど住んでいたことがあるんだ。ヨーロッパでもこっちの地方、というかスペインは大好きだ。僕はスペイン語を話すので、その点でも楽だね。人々と触れ合えるし、応援もしてくれる。それがいつもありがたい」

■カルロス・サインツ「スペイン人ドライバーへの声援がすばらしい」
「スペインGPの週末で何がすごいって、やはり観客だね。スペイン人ドライバーへの声援は決して止まない。信じられない気分さ。去年でいちばんの思い出は、予選で最後のアタックが終わってメインストレートを駆け下ったときだ。僕の予選5番手を多くの観客が祝ってくれた。ピットに向かうインラップで、つい笑顔になってしまった。決して忘れられないひと時だ!」

「サーキットのレイアウトはとても良く知っている。何日もテストをしたからね。第1コーナーは、去年(ダニール)クビアトと9番手を争った場所として記憶にある。最終的にあの地点で彼から順位を奪ったんだ。白状するけど、第3コーナーはとても難しい。ほぼアクセル全開に近いし、風向きも少し計算に入れなければならない。ここでは(ニコ)ヒュルケンベルグ、(キミ)ライコネン、(フェリペ)マッサをアウトから抜いた。時速260キロで並走するんだからね、しびれるよ。向こうのマシンに触れたら、レースはたちまち終わりさ!」

「第4と第5コーナーは、簡単にフロントがロックしてしまう。第9コーナーはサーキットでもっとも速いカーブだ。去年の予選で走ったときは、ほんとうにすごかった!最終セクターは、タイヤ勝負だ。特にリアだね。直線へのアプローチで第16コーナーに進入すると常にとんでもないオーバーステアに見舞われる。それでもアクセルはほぼ全開だよ。僕の母国グランプリがもうすぐ始まる。もう待ちきれない!」

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