メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都港区)は、メルセデス・ベンツの最高級クロスカントリービークル「Gクラス」の特別仕様車「G 550 4×42」を発表した。
本日から2016年5月31日(火)までの期間限定で、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークにて注文受付を開始する。なお、この特別仕様車の販売はアジアでは日本のみとなる。
■ポイント
・「あらゆる道」を走破できる究極のオフローダー
・広いトレッドと可変サスペンションによりスポーティなドライビングも実現
・Gクラス37年の歴史で培った技術の粋を集結
・ポータルアクスルをはじめとする軍用車両や特殊車両の技術を各所に採用
■Gクラスとは、四駆の頂点を極めたモデル
Gクラスは1979年に発売されて以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレイン、装備を加えながら進化を続け、一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から37年を経た現在も強いこだわりを持つお客様に強く支持されている、四輪駆動の頂点を極めたモデル。
「G 550 4×42」は、この37年におよぶGクラスの歴史において培った特殊車両技術を惜しみなく投入した究極のオフローダーだ。
コンセプトはシンプルで、全輪駆動パワートレインを各ホイールに2本ずつ装着されるスプリング/ダンパーストラットと、可変ダンパーシステムから構成される新開発のラリー強化仕様ツインサスペンションや、Gクラスの量産ボディと組み合わせている。
アクスルやサスペンションの最適化などにより、砂地、岩場、水溜まりといった悪路に加え、通常モデルとほぼ変わらないボディにより、街中でも快適なクルージングが可能となり、「あらゆる道」を走破できるモデルとなった。
■防弾仕様車の技術をベース
防弾仕様車の技術をベースにした「ポータルアクスル」の採用により、最低地上高460mm、渡河深度1,000mmと、G 550に比べ大幅に走破性が向上している。(G 550: 最低地上高 235mm/渡河深度 600mm)
ポータルアクスルによって、ベースモデルの車軸位置を変えることなく最低地上高を高くすることが可能となった。これによって、サスペンション固定ポイントやステアリング接続部などの位置は一定となる。
■ラリー強化仕様ツインサスペンション
シャーシは量産のGクラスをベースにしており、オンロード、オフロードのいずれにおいても、ラリースポーツ由来の新しい可変ダンパーシステム「ラリー強化仕様ツインサスペンション」がスポーティな運動特性と落ち着きある快適性を高次元で両立させた。各ホイールに、平行する2本のスプリング/ダンパーストラットを搭載。
■ボタンひとつ、1秒で切り替わるスプリング/ダンパーストラット
一方のスプリング/ダンパーストラットは、固定された減衰特性で通常どおりに動作するが、もう一方のストラットは電子制御可変ダンパーを採用しており、走行状況に応じて減衰特性全体を変更。この構成によって、スポーツモードとコンフォートモードの間でキングピン傾角を大きく取ることが可能となった。
センターコンソールのボタンで行う両モードの切り替え時間は1秒以内の速さで完了する。
スポーツモードでは、ダンピング特性が大幅に引き締められるため、コーナリングの際も速度を保ったままダイナミックに走行できる。
コンフォートモードに切り替えることで、路面のあらゆる凹凸を滑らかに吸収でき、快適なクルージングを楽しめる。
ただし、急激な回避操作など限界に近い状況では、自動的に硬い設定に切り替わり、最大限の走行安定性を確保する。
また、コンフォートモードは接地性が向上することから、オフロード走行にも役立つ。すなわち、起伏の激しいオフロード面でも、トラクションを得ることができる。
■AMG 4.0リッターV8直噴ツインターボエンジン
心臓部には「Mercedes-AMG GT」や「Mercedes-AMG C 63」に搭載されているAMG 4.0リッターV8直噴ツインターボエンジンをベースに新開発されたM176型エンジンを搭載。
最高出力422PS/310kW、最大トルク610Nmを発揮する。また、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)により、環境性能の向上も図っている。
このエンジンは、2基のターボチャージャーをV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトを採用し、エンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボチャージャーへの吸気経路が最適化され、優れたレスポンスを実現。
また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減するとともにエンジンの軽量化にも貢献している。
■スポーツカーのようなダイナミックな走りも
「G 550 4×42」は、その卓越した走行性能をオフロードだけではなくオンロードでも発揮します。ポータルアクスルにより、トレッドが1,774mm(ノーマル比+229mm)とかなり広くなったため、325/55 R22サイズの大きなタイヤと“スポーツモード”を搭載する可変ダンパーシステムの採用により、コーナリングにおいてもスポーツカーのようなダイナミックな走りができる。
オフロードにおいても、フルタイム四輪駆動、トランスファーケースによるクロスカントリーギア、ポータルアクスル、走行中にロック可能な3つのディファレンシャルなど、これだけの組み合わせは通常のクロスカントリービークルでは例を見ないものであり、あらゆる条件の下で圧倒的な走破性能を発揮する。
■インテリアにも高級車並みのこだわり
インテリアは、シートとドアパネルにdesignoレザー ブラック/ダイヤモンドステッチ入りDINAMICAブラックマイクロファイバーを、ドアハンドル、ダッシュボードやヘッドレストには、ホワイトステッチ入りdesignoレザーを採用。
ボディカラーは本モデル専用色エレクトリックビームを含む4色を設定している。
また、少量限定生産モデルであるにもかかわらず、日本仕様専用装備として、COMANDディスプレイやインストゥルメントクラスター内表示の日本語対応はもちろんのこと、日本の道路事情を考慮し360°カメラシステム、パークトロニックなど本国仕様には存在しない装備も装着した。
なお、本特別仕様車にも通常販売しているメルセデス・ベンツ車両と同様に 新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証(製品不具合の修理)・メンテナンス保証と24時間ツーリングサポートを提供する総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が無償で適用される。
「Gクラス」の特別仕様車「G 550 4×42」 |
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■名称 |
G 550 4×42 (フォー・バイ・フォー スクエアード) |
■ステアリング |
左 |
■外装色 |
・エレクトリックビーム (本モデル専用色) |
・designo ミスティックホワイトⅡ |
・designo マグノプラチナムマット |
・オブシディアンブラック |
■内装色 |
designo レザー(ブラック) DINAMICAブラックマイクロファイバー |
■特別装備 |
・ハイグロスブラックペイント22インチ5ツインスポークアルミホイール |
・ラリー強化仕様ツインサスペンション |
・ポータルアクスル |
・ステンレス製アンダーガード |
・カーボンファイバー製オーバーフェンダー |
・カーボンファイバー製フロントルーフスポイラー(LEDライト付) |
・360°カメラシステム(日本専用装備) |
・designoレザー ブラック ダイヤモンドステッチ入りDINAMICAブラックマイクロファイバー |
■販売期間 |
2016年4月4日(月)~2016年5月31日(火) |
■メーカー希望小売価格 |
¥35,100,000 (税抜¥32,500,000) |