トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、今年17歳でF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペンが来季は一足飛びにトップチームのレッドブルへと昇格を果たすのではなく、もう1年トロロッソで走ったほうが彼のためだと発言した。
レッドブルでは、ダニエル・リカルドは確実に複数年契約を結んでいると見られているものの、今季セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴ってトロロッソから昇格してきたダニール・クビアトが来季もドライバーを務めるかどうかまだ正式な発表を行っていない。
中には、レッドブルの首脳陣は、今季衝撃的なF1デビューを飾り、評価も高いフェルスタッペンを昇格させることを真剣に検討しているのではないかと考えている者もいる。
だが、現在チーム代表という立場でフェルスタッペンを見ているトストは、フェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。
「もしマックスが、いいエンジンと搭載し、自分の意のままに操れるいいクルマを手にしたら、もちろんレースでの優勝や、F1タイトルを狙って戦うこともできるだろう」
「できればレッドブルでそうして欲しいものだ」
そう語ったトストは、次のように付け加えた。
「だが、彼にとって今の段階で最も賢い選択は、もう1年我々のところでやることだと思うよ」
フェルスタッペンは、9月30日に満18歳の誕生日を迎える。