かつてイタリアの名門F1チームであるフェラーリのチーム代表を務めていたチェーザレ・フィオリオが、もし自分が今もフェラーリの代表であれば、レッドブルに対してエンジンを供給するだろうと語った。
2010年から2013年までルノーエンジンとともに4年連続でF1チャンピオンチームとなったレッドブル。だが、もはやルノーとの関係は今季限りで終わりを告げることになるとの見方が濃厚な状態だ。
もしそうなれば、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソは来季のエンジンを失ってしまうことになり、もしフェラーリがエンジン供給に合意してくれなければ、結局F1から撤退するしか選択肢がなくなるのではないかと言われている。
アラン・プロストが在籍していた当時、1989年から1991年にかけてフェラーリの代表を務めていたフィオリオは、イタリア放送協会『RAI』に対し、次のように語った。
「私なら彼ら(レッドブル)にエンジンを与えるね」
「なぜかって? レッドブル・メルセデスというライバルを作らないという理由だけでも十分だよ。レッドブルを自分たちの側に置いておけば、少なくともフェラーリは彼らの研究結果から利益を得ることができるじゃないか」