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ヒュルケンベルグがフォース・インディアを選んだ理由

2015年09月02日(水)21:16 pm

ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は、来年もル・マン24時間レースにポルシェから参戦する意向だ。

ヒュルケンベルグは、今年のル・マンにポルシェから出走し、優勝を飾っている。

それを足掛かりに、さらに良いシートの獲得もささやかれていたヒュルケンベルグだが、結局フォース・インディアと2年契約を延長したと発表された。

■残留を決めた2つの理由

ヒュルケンベルグが残留を決めた理由について、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は2つあると分析している。

1つ目の理由は、フォース・インディアが投入したBバージョンの性能に納得し、チームへの信頼を深めたこと。2つ目の理由は、ル・マンに参戦できることだとミハエル・シュミット記者は書いている。

ヒュルケンベルグは、来年からF1に参戦するアメリカのハースF1とも交渉していたが、フェラーリの支援を受けるハースF1のドライバーになった場合、ポルシェでの出走は難しくなる。

対して、フォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤは、ヒュルケンベルグが望むなら、今後もル・マンへの参戦を認めると話している。

F1第11戦ベルギーGPでヒュルケンベルグは、「ポルシェプロジェクトへの参加許可は、僕にとって契約の中でも大事なことだ」と打ち明けていたという。

また、「ポルシェがまた3台目を出すなら、僕がドライバーになる可能性は高い」とヒュルケンベルグは『Bild(ビルト)』紙に話している。

■チームメートはペレスかマルドナードか?

一方『Bild(ビルト)』紙は、ヒュルケンベルグが早めに残留を決めたのは、ロータスのパストール・マルドナードがチームを離れ、自分のシートが危うくなるのを懸念したためではないかと推測している。

マルドナードは、ベネズエラ国営石油会社PDVSAから多額の支援を受けている。しかし、ロータスがルノーに買収された場合、ルノーのパートナーである石油会社のトタルがスポンサーになり、マルドナードはPDVSAと共にチームを離れると見られているからだ。

そうなった場合、シートが危うくなるのはヒュルケンベルグのチームメートのセルジオ・ペレスだろうと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝える。

また、ウィリアムズがペレスとメキシコのスポンサーマネーに関心を持っているとも記事は伝えている。

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