ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)によるコース外の行動は疑問とした1996年F1世界王者デイモン・ヒルに、ハミルトンが反発した。
F1第5戦スペインGPでは、僚友ニコ・ロズベルグがポール・ポジションから優勝、ハミルトンに傾いていた流れを断ち切った。ヒルによるとこれはハミルトンがロズベルグを「軽視」、その前のバーレーンGPからスペインGPにかけ、時差ボケの危険性を抱えて飛行機で世界を飛び回った結果ではないかというのだ。
以前にもお伝えしたとおり、バーレーンとスペインのあいだの3週間、ハミルトンはプライベートジェットに乗ってモナコからロンドン、マヨルカ島、モンツァ、ロサンゼルス、ニューヨークを次々と訪問。数千マイルの飛行距離を経てようやくイギリスに戻り、その後スペインに向かった。
ハミルトンは、モナコで次のようにかみついた。「僕に意見するのは人々の自由だ。僕は今の生活を楽しんでいるし、いつだったら羽を伸ばせるかも分かっている。それこそが重要だろう」
「残念ながらスペインでは速さが足りなかったが、その前の旅が理由ではない」
モナコGPでは、数々のセレブなイベントで写真に撮られていたハミルトン。そのあいだロズベルグは、身重の妻と自宅で時を過ごしていた。
ハミルトンは言う。「モナコにいるときは、楽しみを見つけなければ。みんながクラブでパーティーしているときに仕事ばかりでは身がもたないよ」