今年F1カレンダーに復帰したメキシコGP(11月1日決勝)の主催者が、すでにチケットが完売したとの報道内容を認めた。
最近ではレッドブルリンクで開催されるオーストリアGP(6月21日決勝)のチケットの売り上げがかんばしくないとのニュースも伝わってきているが、先週、メキシコGPのチケットが発売から「数時間」で完売したと報じられていた。
メキシコGPはメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されることになるが、同サーキットでは23年ぶりのF1開催に向けて大規模な改修作業に取り組んできている。
メキシコGPのマーケティング担当ディレクターであるロドリゴ・サンチェスは、『Sportsbusiness Journal(スポーツビジネス・ジャーナル)』に次のように語った。
「イベントを成功させるための準備はすべて整っている」
「ここ数年2人のメキシコ人ドライバーがF1にいるが、彼らが今の人気に拍車をかけてくれている。人々はF1が開催されるのをすごく待ち望んでいるよ」
サンチェスによれば、今年のメキシコGPのチケットは「3月に発売されたが、5分で完売した」とのことだ。
サンチェスはさらに、F1サーキットデザイナーとして知られるヘルマン・ティルケの指導のもとに進められているサーキット改修作業は「夏の間も継続される」ことになっていると説明。伝えられるところによれば、そのコストは2億ドル(約240億円)ほどだという。
モータースポーツ分野を中心に活動する広告代理会社JMIのティム・バンプトンも、「F1に関係している世界的企業も、メキシコへ来ることに大きな興味を持っている」と認め、次のように付け加えた。
「メキシコでは非常に忙しくなりそうだよ。すべてのとまでは言えないが、ほとんどのF1関係の顧客に向けたプログラムを準備しているからね」