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メルセデスAMG、いずれフェラーリが脅威に?

2015年05月10日(日)6:02 am

ドライバーとコンストラクターの両F1世界選手権をリードするメルセデスAMG。だがニキ・ラウダは、フェラーリに対する警戒を怠らない。

メルセデスAMGを上回る量の新パーツをバルセロナに持ち込んだフェラーリ。F1第5戦スペインGP予選では、相変わらずセバスチャン・ベッテルが3番手に付けた。だが初日フリー走行後に彼の話を聞くと、メルセデスAMGのペースに近づいた実感はまだないという。

「依然として差があるね、残念ながら」とベッテル。

「この調子を維持できればいいけれど、たかがコンマ4秒、されどコンマ4秒だ。それ以上に広がる可能性だってある」

しかしメルセデスAMG会長ニキ・ラウダによれば、だいじな2015年F1ヨーロッパ・ラウンドの幕開けに合わせてフェラーリは調子を上げてきたという。

「予選だけなら、恐らくポールポジションはルイス(ハミルトン)かニコ(ロズベルグ)のものだろう」とラウダ。「だが、今後どうなることか」

「判断は(スペインGP)決勝まで待ちたい。フェラーリはもはや、後方の存在ではない。近づいていると思う」

ニコ・ロズベルグはどう感じているのか。

「フェラーリはかなり接近している」とスペイン『Marca(マルカ)』紙に語るロズベルグ。「でも、まだ僕らがベストのチームだ。それはバーレーンGPから変わらない」

「僕らは予選が速く、彼らフェラーリはレースに強い。でも10日(日)の決勝で勝つのは僕らさ」

フェラーリを必要以上に恐れるラウダ。だが、それはただのポーズかもしれない。メルセデスAMGを巡って、あるうわさが流れているのだ。現行規則を変えたくない彼らは、ワザとフェラーリを近づけさせ、その差を一定の範囲内でコントロールしているというものである。

メルセデス・エンジンを使用するウィリアムズのバルテリ・ボッタスは、バルセロナで次のように話している。「彼ら(メルセデスAMG)がそんなことするかなあ」

「フェラーリは、メルセデスAMGにプレッシャーを与えながらポイントをかっさらっているじゃないか。わざわざ、そんな手の込んだことをするとは思えないね」

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