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スージー・ヴォルフ、F1デビューの夢遠し

2015年05月06日(水)19:52 pm

ウィリアムズのテストドライバーを務めるスージー・ヴォルフが、F1レースデビューまでの道のりは「非常に遠い」と感じていることを認めた。

現在、32歳のヴォルフは女性ドライバーの中では最もF1デビューに近いと考えられている。事実、今週末のF1スペインGP(10日決勝)でも、バルテリ・ボッタスに代わって金曜フリー走行1回目の走行を担当することになっている。

ウィリアムズが出した声明によれば、今年はF1選手権で最後に女性ドライバーがポイントを獲得してから40周年目にあたるという。

ヴォルフは、「本当にすごく(F1デビューに)近づいたと感じていますが、同時に、まだとても遠いとも感じています」と語り、次のように続けた。

「なぜなら、彼ら(ウィリアムズ)が(エイドリアン)スーティルを控えドライバーに指名したとき、それは私にとって“確かに君も近づいているけれど、まだ非常に遠いところにいるよ”という明確なサインでしたから」

現在、グリッド上にはひとりの女性ドライバーもいないF1だが、各グランプリで行われるチーム代表ミーティングに出席する女性は2人いる。ザウバーの女性チーム代表であるモニシャ・カルテンボーンと、ヴォルフのボスでもあるウィリアムズのチーム副代表クレア・ウィリアムズだ。

チーム代表であり、車いすの闘将として知られるフランク・ウィリアムズの娘であるクレアは、これまでも“女性”という角度からスポンサーの支援を得ることは難しかったと認めている。

「(ウィリアムズのスポンサーたちに)“一歩踏み出しましょう。懸命に女性ブランドに取り組みましょう”と言ったんです」

そう『Reuters(ロイター通信)』に語ったクレアは、次のように付け加えた。

「ですが、彼らは誰一人として興味を示しませんでした」

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