今週末のF1第5戦スペインGPでドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』は、解説者を一人欠いて放送を行うことになりそうだ。
1980年代中盤まで、88戦のF1に出場したスイスのマルク・スレールが先週、負傷したのだ。第4戦バーレーンGP後のインターバルを利用して先週、乗馬に興じていたところ、誤って落ちたものだ。
「馬が暴れて振り落とされた」と語る63歳のスレール。彼は足を一箇所とあばら骨を何本か折った上、肺の虚脱も起こして入院中だ。
「馬は無事だよ」といって笑うスレール。「目の前の障害にビビったようだが、事故後すぐに起き上がって騎手なしで駆け出し、その障害をみごとクリアした」
肺に支持棒をあてがう手術を受けたスレールは先週末、集中治療室から一般病室に移されたとみられる。
「しばらくは痛いのを我慢しなくては」と語るスレールだった。