本日開幕したF1第2戦マレーシアGP。ところがニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の心は、遠くヨーロッパに飛んでいる。
モナコの自宅にいるヴィヴィアン夫人が体調不良なのだ。この世に生を受けてからほとんどの時間を一緒に過ごしてきた長い付き合いの二人は、昨年夏に結婚したばかり。
ドイツ『Bild(ビルト)』紙によると、夫人は妊娠悪阻(おそ)に苦しんでいる。まれに妊婦が経験する、極めて重症のつわりだ。
27日(金)午後4時に予定されるチームミーティングに部外者のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を招くなど、ロズベルグは、セパンで努めて明るくふるまっている。
前日の26日(木)には、流れ出た汗が目に入るのを防ぐマレーシア向け高温対策を披露。なんと女性の生理用ナプキンを額に貼るというものだ。
だが実のところ、ドイツ『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』によるとヴィヴィアン夫人の症状は深刻だという。「日によっては十数回も、おう吐を繰り返している」「たまりかねたロズベルグは、夫人を病院に連れて行ったこともある」
ロズベルグは、マレーシアで次のように語った。「ヴィヴィアンは吐き気に苦しんでいる。でも、赤ちゃんは元気だ」