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マクラーレン・ホンダ、問題解決が遅れる理由

2015年03月12日(木)10:46 am

2015年のシーズン開幕前テストで予想以上のトラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダだが、F1関係者の中には同チームがシーズン序盤にもそうした問題を引きずるだろうと見ている者も多い。

ホンダが、マクラーレンと手を組んでエンジンサプライヤーとして7年ぶりにF1復帰することを発表したのは2013年5月のことだった。それからほぼ2年近くがたとうとしているものの、マクラーレン・ホンダMP4-30はいまだ満足に走行できる状態にさえなっていない。

元F1ドライバーであり、現在は解説者を務めるマルク・スレールは『t-online.de』に次のように語っている。

「(MP4-30が)機能できていないことに驚いている」

「チームは昨年のアブダビ(シーズン後テスト)のころから新しいエンジンを走らせていただけになおさらのことだ。問題を解決するには十分な時間があったはずだからね」

スレールは、マクラーレン・ホンダの問題解決が進まない原因のひとつに、拠点がイギリスと日本に分かれていることがあるかもしれないと指摘し、それにより「迅速な問題解決が困難になっている」のではないかと見ている。

かつてアイルトン・セナのチームメートとして活躍し、1992年にはマクラーレン・ホンダにおける最後の優勝者ともなった元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーも首をかしげている。

ベルガーは『Osterreich(エステルライヒ)』紙に、現在マクラーレンが抱えている問題は「エンジン側のほうにあるのは非常に明確だ」と指摘し、次のように付け加えた。

「彼らは何か重大な計算違いをしていたのではないかと感じているよ」

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