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マノー、もうひとつのシートの行方は

2015年03月09日(月)11:27 am

ファビオ・ライマーが2015年シーズンF1における最後のシートを得るチャンスがしぼんできているようだ。

2013年のGP2シリーズチャンピオンであるスイス人ドライバーのライマーだが、2015年はチーム無限から日本の最高峰フォーミュラシリーズに参戦することになっていた。だが、6日(金)にこの契約が解除されたことが報じられた。

これにより、かつて大富豪であるライナー・ガンテンバインの支援を受けていた25歳のライマーが、復活を目指すマノー(旧マルシャ)のもうひとつのシートを獲得したことが近いうちに明らかになるのではないかと報じられていた。

だが、チーム無限は、ライマーとの契約を解除した理由は「ライマーが契約条項を履行することができないため」であったことを明らかにしている。

ライマーも、今回の契約解除は財政的理由によるものだと認め、次のように語った。

「もちろん、ものすごくがっかりしているよ。日本を代表するシリーズでシートを確保し、日本での挑戦に向かうはずだったんだからね」

「僕たちは最初から、彼(ガンテンバイン)が予算を準備してくれないとだめだと伝えていたんだ。残念ながら、彼の約束や、彼に置いていた信頼が継続することはできなかった」

そう語ったライマーは、次のように付け加えている。

「でも、僕たちはすでに今シーズンにどう対応するかということに取り組んでいる。自分たちで費用を工面できる形でね」

こうしたことから、ライマーがマノーのシートを獲得するチャンスはないと考えてもよさそうだ。

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