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アロンソ開幕戦欠場への反応

2015年03月04日(水)16:50 pm

2015年のF1開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)を欠場することが決まったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、ツイッターを通じて、今回の医師の判断は「理解できる」と語った。

マクラーレンは3日(火)に声明を発表し、「セカンドインパクト症候群」のリスクを回避すべきとの医師の助言に基づき、アロンソが開幕戦への出場を断念したことを明らかにしていた。

■アロンソ本人は納得

その後、アロンソはツイッターを通じ、ファンに対して次のようなメッセージを発信している。

「オーストラリアに行けないのはつらい。だけど、今回の勧告には理解ができる」

「21日以内に2度目の衝撃を受けるのは“ダメ”だからね」

2月22日(日)にクラッシュを喫して脳震とうを起こしたアロンソにとって、その21日目は、まさにメルボルンで行われる開幕戦の決勝日に当たっている。

この21日という数字は、スポーツ界においては妥当なものだ。例えば、ラグビーなどでも脳震とうを起こした選手は、以後少なくとも21日間はプレーをしてはならないことになっている。

■グロージャンも衝撃の大きさを懸念

ロータスのロマン・グロージャンも、アロンソのクラッシュは見た目にはそれほど激しいものには見えなかったものの、ほぼ真横から衝撃を受けるような事故は「極めてまれなこと」だと語っている。

「クラッシュするときは、ほとんどの場合において一定の角度でぶつかるものだし、それによってダメージを受けることになる」

母国フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』にそう語ったグロージャンは、次のように付け加えた。

「でも、壁にほぼ平行にぶつかり、クルマがそれほど壊れていないような場合には、本来はカーボンで吸収されるべきすべてのエネルギーが、突然アロンソに集中してしまうんだ」

■そのほうが賢明だと元フェラーリドライバー

かつてフェラーリで活躍した元F1ドライバーであるパトリック・タンベイも、開幕戦を欠場するというアロンソの判断を支持している。

タンベイは、医師たちがアロンソに対して開幕戦を欠場するよう助言したことについて、「賢明な勧告だ」と語り、次のように続けた。

「医師たちは自分たちを守ろうともしている。また別の事故が起きてしまった場合には、その結果に対する責任が生じてしまうからね」

「同時に、ここまでに我々が目にしてきたことから考えれば、(開幕戦欠場は)技術的にも競技的にもアロンソにとっては大きなダメージにはならないし、身体的な安全を優先し、その後完全な状態で復帰したほうがいいんだ」

■チームメートにエールを送るアロンソ

一方、アロンソに代わってオーストラリアGPに新生マクラーレン・ホンダの最初のドライバーを務めることになったケビン・マグヌッセン(マクラーレン/リザーブドライバー)は、ツイッターに次のように書き込んでいる。

「こういう状況は残念だけど、メルボルンでレースができることに関してはすごくワクワクしているよ。待ちきれない!」

これに対しアロンソは、「レースでの幸運を祈るよ!」というメッセージで応えている。

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