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メルボルンにたどり着けるか、マノー・マルシャ

2015年03月01日(日)6:15 am

マノー・マルシャはメルボルンにたどり着いてみせる。そう高らかに宣言するのは、同チーム創設者ジョン・ブースだ。

新たな投資者は見つけた。財政管理下から脱するため債権者を説き伏せた。逆風なんのその、2015年F1エントリーリストにも載った。

それでもまだ、ゴールのメルボルンは遠い。

マノー・マルシャは、もともと2014年型車で今シーズンに臨むつもりだった。だが、開幕戦オーストラリアGPを戦うには「2015年技術規則を完全に遵守」しなければならないとFIA(国際自動車連盟)にクギをさされた。

これはこれで厳しい戦いだ。管財人の手で主な機材はオークションに出された。英バンベリーの工場は、今や2016年の新規エントラント、ハースのものだ。それにスタッフも解雇してしまった。

このように、マノー・マルシャは冬季休眠状態だったも同然である。現在の彼らは、ブースがF3参戦の本拠地としていたディニントンをベースとしている。2015年規則に合致したマシンの耐衝撃テストは3月5日(木)に予約した。メルボルン行きの貨物便受付は、そのわずか一日後に締め切られる。

それでもブースには自信がある。

「メルボルンは、もう間近だ。レースに出るため、全員が不眠不休で働いている」とイギリス地方紙『Yorkshire Post(ヨークシャー・ポスト)』に語ったブース。

「マシンはいい感じで仕上がっている。われわれは今、複数の場所に散らばって作業をしているのだ。間に合わせる自信はある」

「かつての本拠地ディニントンに戻ったほか、シルバーストンの基地も使用している」とブース。「来週末にすべてを間に合わせるのが目的だ」

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