2015年2月2日(月)
ドライバー:ジェンソン・バトン
ヘレス・サーキット (4.428km)
周回数/走行距離 6周/26.6km
最速タイム: 1:54.655
今日もチームは限られた周回数を走らせるにとどまった。昨日、プログラムの進行を遅らせたトラブルを解決しようと、一夜をかけて皆が力を合わせたものの、けさ最初の走りでふたたび問題が浮上した。
技術者たちは午前中、トラブル解消に努力。何度もインストレーション(システム確認)走行を試みたが、最終的な解決には至らなかった。そのため、昼休みを前にスタッフたちは、より徹底した問題の究明にあたって、大本の原因と思われる補機類の問題に取り組んだ。
この作業で午後の時間をほとんど費やしたが、一日の終わりに1周だけジェンソン(バトン)に走ってもらい、ようやくトラブル解決の感触を得た。
明日は、同じ問題に悩まされることなくフレッシュなスタートが切れるのではないかと期待している。
ジェンソン・バトンの話:「今回のテストがトラブル含みになりそうな気はしていた。おそらく明日もあさっても順風満帆とは行かないだろう。でも、人間は、すぐ忘れる生き物だ。昨年の冬を思い起こしてほしい。2014年最初のテストは、誰にとっても過酷なものだった」
「だから今は何の心配もない。とにかくトラブルは消えたと思いたいね。今日最後の走りで、問題は解決したようだ。明日はもう少し楽に走れるよう願っている。このエンジンで何周かまとめて走れたらいい。それと、このエンジンのドライバビリティを確かめたいし、マシンの開発を始めたい」
「非常に複雑なパワーユニットだが、パッケージの手法は人間の業と思えない。やたら小さいんだ。しかも高温に悩まされたことだってない。これは大きなメリットだよ。ホンダはほんとうによくやってくれた」
「とにかくチームのムードが前向きだ。マクラーレンとホンダではない。マクラーレン・ホンダなんだ。皆が一致団結しているのさ」