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薬物使用発覚のモンタニーは永久追放すべきだとマリオ・アンドレッティ

2015年01月13日(火)11:18 am

伝説的元F1チャンピオンであるマリオ・アンドレッティが、薬物検査で陽性反応を示したことが報じられたフランス人ドライバーのフランク・モンタニーは永久にモータースポーツから追放されるべきだと語った。

かつて、スーパーアグリのドライバーとしてF1にも出走したことのある37歳のモンタニーは、2014年から新たに開催されているフル電動フォーミュラカーによるフォーミュラE選手権にアメリカのアンドレッティ・オートスポーツのフォーミュラEチームから出走していたが、最近のドーピングテストでコカイン誘導体の陽性反応が出たことから第3戦以降の出走が停止されている。

モンタニーがコカインに手を染めたのは、実際にはかなり以前からのことで、ルノーやトヨタでテストドライバーを務めていたころにさかのぼるのではないかとのうわさも流れている。

モンタニーへの正式な処分はまだ発表されていないが、アンドレッティ・オートスポーツのチーム代表を務めるマイケル・アンドレッティの父親であり、1978年のF1チャンピオンでもあるマリオは次のように語った。

「もし私に決めることができるとしたら、モンタニーは永久追放だね」

ドイツの『Welt(ヴェルト)』紙にそう語った74歳のマリオは、次のように続けた。

「我々全員が心底がっかりさせられたよ。彼はほかのすべてのドライバーを危険にさらしたんだ。彼がやったことは、我々のスポーツにおいては許されないことだ」

モンタニーが所属していたアンドレッティ・フォーミュラEでは、これが発覚した直後にウルグアイで開催された第3戦にはかつての名レーサーであったジャック・ブラバムの孫であるマシュー・ブラバムを起用。そして、先週末にブエノスアイレスで開催された第4戦には、インディカードライバーであり、マリオの孫であるマルコ・アンドレッティを起用している。

F1タイトル以外にも、インディカーで4度チャンピオンとなった経歴を持つマリオは、モンタニーの件に関し、同じようなことがトップレベルのモータースポーツ界にもまん延しているというわけではないと主張し、次のように続けた。

「黒い羊が現れることもあるものだ。だが、レースの世界にはドーピングや薬物の問題はないよ」

「モンタニーの件が発覚したということは、管理システムがうまく機能していることを示すものだ」とマリオは付け加えた。

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