チームの存続が危ぶまれているケータハムだが、ロシアGPでさらにその疑いが深まった。
チーム同様に来季のシート確保が危うい小林可夢偉(ケータハム)だが、初開催となったロシアGPを半ばでリタイアした。
「クルマに問題は無かったんですけど、チームから走行距離を稼ぐ為にクルマを止めるようにと指示があったので」と、リタイア後『BBC Radio (BBCラジオ)』に語っている。
「故障を避ける為に、ケータハムでは各パーツに走行距離制限があるんです。だから今日の(リタイアの)指示も上層部からのものです」
同じくイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』には、残り3戦でシートが与えられるかどうかも分からないと話している。
ケータハムでは、可夢偉のリタイアはブレーキのオーバーヒートが原因だったと説明している。
レース後のチーム公式声明では、可夢偉の発言として「初めはクルマを止める理由が分からず驚きましたが、チームのテレメトリー分析によると僕のブレーキは明らかにオーバーヒートし過ぎていたんです」と記されていた。