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マクラーレン代表が来季契約は未定と強調

F1日本GP（5日決勝）が開催されている鈴鹿で、4日（土）にマクラーレンが記者会見を行い、代表のロン・デニスがチームの現状について説明した。

デニスは主に、チームの改革やマクラーレン・ホンダとなる来季の新車開発の進展について説明したが、ベッテル（レッドブル）の電撃退団を受けてドライバー移籍に関する話題がパドックで一気に活発化したため、注目されている来季のドライバー契約について先手を打って説明した。

「結局のところ今日皆さんが聞きたいのは来季のドライバーについてだから、この後もドライバーやエリック（ブーリエ）に訊いて回るのだろうけど、彼らから答えは得られないだろう。なぜなら単純に『ウチはまだどのドライバーとも契約していない』という事実があるからだよ」

「もちろん我々の最優先課題であることは間違いない、だからいつも噂になる様にドライバーに接触したり交渉は行っているが、現時点では来季の契約はまだ誰ともしていないんだ」

「というわけだからエリックにはドライバーについては質問しないであげて欲しい、もう私が答えをあげたんだからね。単純にまだどのドライバーとも来季の契約はしていない、これが公式回答だ」

契約に関する質問は受け付けないという意図を込めて、本来担当のブーリエに先立って契約の件に触れたデニスだが、来季の契約が未定であることをなんと3回も断言している。

しかし、そこまで否定した後で、最後に意味深なコメントを加えてデニスはマイクを譲った。

「どのドライバーにとってもマクラーレンは魅力的なチームでありたいと思っているけれども、今ウチで走っていて来季もそうなる可能性の高い２人のドライバーはそう思ってくれているようだよ。この回答で満足頂けるかな？」