フロントとリアのサスペンションを油圧システムで連動制御する「FRIC(フロント・アンド・リア・インターコネクテッド)サスペンション」が今週末のF1ベルギーGP(24日決勝)を前に、正式に禁止されたことが明らかとなった。
このシステムについては、現在禁止されているアクティブサスペンションと同等の効果を得られるものとして知られているが、ドイツGP(第10戦)を前に、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がこのシステムが違法と判定される可能性があると各チームに通知。
これを受け、FRICシステムを使用していたチームではドイツGPと続くハンガリーGP(第11戦)ではこのシステムを自主的に取り外すことで合意していた。
そして、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が、このFRICシステムが正式に禁止され、今週末のベルギーGPから即時そのルールが適用されることになったと報じている。
これは、各チームの技術責任者たちとFIAのF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングによって行われた会合を経て決定されたものだとされている。