「信頼性がカギ」／メルセデスAMG F1ベルギーGPプレビュー
メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、スパ・フランコルシャンで行われるF1第12戦ベルギーGP（8月24日決勝）に向けて意気込みを語った。
■ルイス・ハミルトン「ぜひスパ二勝めを」
「夏休みはリラックスしたり、チームとして驚異的なスタートを切った今季のこれまでを振り返ったりして有意義だったよ。でも僕個人は、早くまたマシンに乗ってチャンピオン争いに戻りたいな」
「前半戦ではいくつかキツいレースを経験したけれど、逆に前戦ブダペスト（ハンガリーGP）のようにオープニングラップでスピンして、あわや壁に激突、マシンを壊しかねなかったところを幸運にも逃れたレースもあった。あの出来ごとをきっかけに、タイミングよく運気に変化が訪れたらいいんだけどな」
「開幕から11レースでとても多くのプラスを得たが、僕もチームも欲張りだから、もっともっといいレースができると思っているんだ。過去に起きたような出来ごとを忘れて、これからのレースは最高の瞬間をなんども繰り返すのが僕の目標だね。スパで運転するのは大好きだ。後半戦の始まりにふさわしいコースだよ。2008年に好成績を上げているし、このチームと初めて訪れた昨年もよかった。もちろん、2010年の優勝もね。スパでは思ったほど勝てていないが、それだけ一回の優勝が特別なんだ。今週末の目標は、それにもうひとつ勝ちを上積みすることさ」
■ニコ・ロズベルグ「勝って後半戦に勢いを」
「夏休みが明けて最初の一戦だね。みんなとてもリフレッシュして、シーズン残りの数ヶ月に突入だ。前のレース（ハンガリーGP）は難しいコンディションの予選でポール・ポージションを取ったけど、思ったような戦いができなかった。でもこのように選手権リードを保って後半戦をいい形で始められる」
「最高の形で今季のスタートを切って、いくつかすばらしい結果を出したが、ハンガリーGPが示すとおり他チームはしっかり僕らについてきたね。F1では、いちど優位を手放したらそれで終わりだ。もちろんチームも僕も今まで以上に努力する覚悟さ。選手権で今の順位をシーズン終了まで守り通すためにも、このまま前進を続ける。ルイスとは今季ずっと接近したバトルを演じている。それは、おそらく最終戦まで続くだろう。この戦いでは1ポイントでもムダにはできない」
「さて、いよいよベルギーだね。F1カレンダーでも見応え最高の一戦だ。サーキットは、もうすばらしいのひとこと。レースドライバーだったら誰もが走りたがるコースだよ。スパでの過去の戦績はいくつかのサーキットと比べるとさほどよくないが、何としてもそれをひっくり返してみせる。後半戦を最高の形でスタートさせたい」
