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ハミルトン、セーフティカーを出さなかった判断に不満

2014年07月21日(月)20:55 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1第10戦ドイツGPで20番手スタートから3位表彰台を獲得したが、セーフティカーが導入されなかったことに疑問を呈している。

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ドイツGPでは、エイドリアン・スーティル(ザウバー)のマシンがホームストレート上でストップしたが、セーフティカーは導入されず、マーシャルはF1マシンが脇を駆け抜ける中で止まったマシンをコース外へ押し出した。

この場面でセーフティカーが入っていれば、先頭のロズベルグが築いた大きなマージンが一気に縮まっていた。

「ちょっと心配になったよ」とロズベルグも認めている。「絶対にセーフティカーが入ると思ったからね。そうすれば、当然はるかに難しくなっていた」

ハミルトンは、次のように話している。

「マーシャルが本当に心配だった。ものすごくね」

「もう本当に長い間、あんなに近いのは見たことがないと感じたよ」

1977年の南アフリカGPでは、止まったマシンを撤去しようとコースを横切ったマーシャルが走ってきたトム・プライスにはねられて死亡し、プライスもマーシャルの持っていた消化器が顔面に激突して死亡するという痛ましい事故が起きている。

「真っ先に思い浮かんだのはそのことだ」とハミルトン。

「信じられなかった。クルマがコースの真ん中に数周止まっているのに(セーフティカーが)出ないなんて、あり得ないよ。その理由は分かるだろう」

最後のコメントについて、ハミルトンはそれ以上語ろうとしなかった。

ヴォルフは、セーフティカーを入れなかった理由について、レースへの介入を減らすFIA(国際自動車連盟)の方針の一環だろうと見ており、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように話した。

「以前のFIAの方針ならセーフティカーが出ていただろう。だがチャーリー(ホワイティング/F1競技委員長)は、残り15周でレースをひっくり返すことをしないよう意図的に決定したのだと思う」

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