フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロは、2014年からの新しいF1を声高に批判しているが、フェラーリのドライバー2人が解決策を提案した。
キミ・ライコネン(フェラーリ)は、F1オーストリアGP(22日決勝)開幕前の19日(木)に、エンジン音が小さくなったことがファン離れにつながる可能性があるという点はモンテゼモーロの意見に同意した。
しかし、記者から笑いがもれたのは、モンテゼモーロが批判しなくなるための案としてライコネンが次のように語ったときだ。「たぶん、僕たちがまた勝ち始めれば(批判しなくなる)」
「少なくとも、僕たちとしてはもう退屈ではなくなる」とライコネン。
一方、チームメートのフェルナンド・アロンソは、F1の改革により積極的な姿勢を見せた。
アロンソは「KERSを復活させるべきだと思う」と話している。
KERSはリアブレーキからの回生エネルギーでパワーアップするシステムで、昨シーズンまではドライバーがボタンで操作できた。しかし今年からハイブリッドシステムの一部に組み込まれたため、追い抜きに利用することができなくなっている。
「それから、タイヤメーカー競争を持ち込めば、チームの力関係が混ざるだろう」とアロンソ。「MotoGPのようなやり方で小規模チームを手助けすることもできる。彼らは特別なタイヤのスペックとか燃料量とかにして、レースで使うものを変えるんだ」
「そういうふうに、ほかのスポーツから得られるアイデアもいくつかある」とアロンソは語っている。