ロータスのロマン・グロージャンとパストール・マルドナードが、F1オーストリアGP(22日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ロマン・グロージャン:まずはフリー走行でサーキットの感触を確かめたい
「カナダでの最終結果からはそう見えないかもしれないけれど、クルマはうまく改善できているし、ハンドリングやすべてのシステムからは、本当のレースができ始めていると感触を得られるようになり始めているよ」
「レッドブルリンクでレースをするのは初めての経験になるけれど、新しいサーキットを走るのはすごく楽しみだ。いくつか高速区間があって、かなり面白いラップができそうだね。そして、今季ここまでの僕たちのクルマにはあまり合ってはいなかった低速区間もそれほどないみたいだ」
「サーキットには起伏もあるし、それはドライバーにとっては楽しめるものなんだ。コーナーに向かう下り坂では上りとはかなり違うアプローチをしなくてはならないし、レッドブルリンクはその両方が存在している。だから面白くなるはずだよ」
「新しいサーキットに備えるためには、シミュレーターでかなり作業ができるし、ほかのドライバーのオンボード映像を見たり、データやエンジニアたちともいろいろ相談したりしている。それにXボックスでドライブしているよ! とは言っても、実際にそこでクルマを運転することに勝るものはないけどね。フリー走行1回目で初めてサーキットの感じをつかめるのを楽しみにしている」
■パストール・マルドナード:僕たちには合うサーキットのはず
「サーキットは知っているけれど、最後にそこでレースをしたのはもう10年くらい前だし、F1カーで走るのは初めてだよ。E22(2014年型車)にはかなり向いているはずだと思っている。それほど低速コーナーは多くないし、ダウンフォースやセットアップはバルセロナに似てくると思う。それは僕たちにとって有利なはずだよ」
「カナダで起こったトラブルの解決に全力で取り組んでいくし、オーストリアでは自分たちの目標に近づくことができると思う。最近の2レースよりは、僕たちに合うサーキットだとかなり楽観的に考えているよ」
「フォーミュラ・ルノーでレースをしたときには、ここで表彰台に上ったよ。優勝したと思うけど、正直に言ってあまりよく覚えていないんだ。大きなダウンフォースが求められるサーキットだ。ほとんどのコーナーがかなり高速なんだ。特に第2区間ではね。ここでのレースはすごく楽しめるし、また戻ってこられてうれしいよ」