2014年F1第6戦モナコGPが5月24日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.340km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。今季2回目、通算6回目。小林可夢偉(ケータハム)は21番手だった。
Q1は、順当にメルセデスAMG勢が1-2体制を築く中、最後にジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)がトップタイムをマークする。セッション終盤でマーカス・エリクソン(ケータハム)とフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がターン5で接触し、マッサは10番手タイムを出していたもののピットへ戻ることができずに終わっている。そのほか、Q1は有力ドライバーが脱落するという大きな波乱もなく終了を迎えた。
Q1で予選を終えた17番手から22番手は次のとおり。17番手エステバン・グティエレス(ザウバー)、18番手エイドリアン・スーティル(ザウバー)、19番手ジュール・ビアンキ(マルシャ)、20番手マックス・チルトン(マルシャ)、21番手小林可夢偉(ケータハム)、22番手マーカス・エリクソン(ケータハム)。
Q2は、メルセデスAMG勢、レッドブル勢、フェラーリ勢が着実に上位を占める中、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)やジェンソン・バトン(マクラーレン)、それにロータスの2台がうまくタイムをまとめられず、セッションを終えている。
Q2で予選を終えた11番手から16番手は次のとおり。11番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、12番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、13番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、14番手ロマン・グロージャン(ロータス)、15番手パストール・マルドナード(ロータス)、16番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。
ポールポジションを決める戦いとなったQ3は、まずロズベルグが1分15秒989と唯一15秒台に入れてくる。最後のアタックラップが始まったところで、ロズベルグがターン5のミラボーでミスを犯し、エスケープゾーンに逃げてしまいタイム更新のチャンスを逃す。だが、このロズベルグのミスにより区間イエローとなり、その後方でタイムアタックを行っていたハミルトンは減速を余儀なくされ、この時点でロズベルグのポールポジション獲得が確定した。ロズベルグはモナコで昨年に続いてのポール獲得となった。
2番手から10番手までの結果は次のとおり。2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、3番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、4番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、7番手ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、8番手ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)、9番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、10番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)。
可夢偉は、最初からスーパーソフトタイヤで果敢にタイムアタックに臨んだものの、直接のライバル勢であるマルシャ勢に一歩及ばず、最下位のチームメート、エリクソンの上21番手で予選を終えている。
F1モナコGP決勝は、明日25日(日)の日本時間21時から始まる。