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【カート】第2回レッドブル・カートファイト世界大会、日本代表2連覇!世界王者は久保選手

2014年04月28日(月)18:21 pm

4月26日(土)、第2回世界最速アマチュア・カートレーサー決定戦「Red Bull Kart Fight World Final 2014(レッドブル・カートファイト・ワールドファイナル)」が、レッドブル・リンク(オーストリア・シュピールベルク)にて開催された。17ヵ国で行われた予選を勝ち抜いた20名が出場する中、日本代表の久保誠選手(29歳、広島県)が見事優勝。

第1回世界大会も日本代表・澤田真治選手(当時 13 歳)が初代チャンピオンに輝いており、これで日本代表は2連覇の快挙となった。

■レースリポート
決勝前日の 25 日(金)に行われた 2 回の練習走行で、久保選手はそれぞれ1位と圧倒的な速さを見せながら、同じタイヤを使い続けるルールを考慮し、タイヤを労わる走りでコース特性を把握し、予選に臨んだ。

予選は計4回、金曜日に1回、土曜日に3回行われた。
予選1回目ではゴール手前で気を抜いてしまい3位になったが、予選2回目、3回目では1位に。最後の予選4回目でも1位でチェッカーを受けたものの、アグレッシブすぎる走行によるペナルティーで 11 位となり、最終的に決勝のスタートポジションは 2 番目となった。

決勝(全23周)2 周目、久保選手は首位を走るDavis Ivanous選手(ラトビア、23 歳)をオーバーテイクすると、レース中盤で後続に10秒以上の差をつけてそのまま逃げ切り、ぶっちぎりの優勝。30分のレースを終えた。

■ワールドファイナルで優勝した久保選手のコメント:
「日本では競争の激しいカートレースのシリーズがあり、ワールドファイナルで結果が残せるだろうと思っていました。前回、澤田選手が優勝したので、同じく優勝して日本のカートレーサーの強さを証明したいと思っていたので勝ててうれしいです。故郷では友人たちがF1やほかのカテゴリーのレースにかかわっていますが、私はヘルメットとレーシングスーツさえあれば走れるコストと手間がかからないレンタルカートでレースを楽しんでいます。より多くの人にカートを楽しんでもらえたらと願います」

優勝した久保選手には、Formula Renault 2.0 でレッドブル・リンク 10 周のプレゼントが提供された。
また、ワールドファイナル出場者たちは名機ダグラスDC-6Bにも体験搭乗するなどし、交流を深めている。

久保選手は、日本全国のべ2,000人の頂点に立ち、世界の頂点に立った。2年連続で日本人が優勝したことで、日本のカートレベルの高さが証明されたことにもなる。日本人のF1世界王者が誕生する日も近いかもしれない。
レッドブル・カートファイト・ジャパンファイナルで勝った者は、世界の頂点に立てる。次に世界で勝つのはあなたかもしれない。

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