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F1オーストラリアGP契約延長に向け布石を打つ主催者

2014年03月24日(月)14:20 pm

メルボルンでのF1オーストラリアGP主催団体で長年会長を務めてきたロン・ウォーカーが2015年末で引退する。

ウォーカーは、20年近く開催されているアルバート・パーク・サーキットでのグランプリを熱心に支援してきた。メルボルンの元市長で大富豪のビジネスマンであり、F1最高責任者バーニー・エクレストンと親しく、政治的盟友でもある。

「今年で75歳になる。誰か新しい人間に指揮を任せるのが望ましい」とウォーカーはオーストラリアの『News(ニューズ)』社に語った。ウォーカーは現在肺がんの闘病中だという。

後任についてウォーカーは、クリケット・ワールドカップの現責任者ジョン・ハーンデンを指名している。

これについては「公にはなっていない」とウォーカー。「発表はしていない。特に派手なことはせずに仕事を続けたいと思ったからだ」

メルボルンでのF1開催は2015年までの契約だが、ハーンデンが引き継ぐのは2016年以降となっており、契約延長を目指す明確な意志の表れと言える。

ウォーカーは先週、新しい契約の基本についてエクレストンと交渉したことを明らかにしている。

「いわゆる前哨戦は終わったと考えている。今度は、それだけの価値があるかどうかを政府と話し合う番だ」というウォーカーの言葉を『AFP通信』が伝えた

「レース開催は政府の誰もが望んでいると思う。評価されるのは、金額についてだ」

ウォーカーは『News(ニュース)』社へ次のようにも語った。「3年延長を求めているところだ。我々は中東やいくつかの国とは違って、税金の使い方について慎重にならなければいけない」

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