冬のテストの間に好調ぶりを発揮していたメルセデスAMGだが、現時点では2014年のタイトル獲得有力候補として順調な歩みを続けている。
今季ウィリアムズに移籍したフェリペ・マッサも、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し、「ここに来たら、彼らが上位になるだろうということは分かっていたよ」と語り、さらに次のように続けた。
「でも、レースではレッドブルも強さを見せた。彼らがエンジンの問題を解決したときには、彼らは戦えるだけのクルマを手にすることになるだろうね」
開幕戦ではスタート直後にケータハムの小林可夢偉に追突されてリタイアを余儀なくされたマッサだったが、さらに次のように続けた。
「マクラーレンも彼らのクルマがいいことを示した。でも、レースでは僕たちにも彼らと戦えるクルマがあるということも分かったよ」
しかし、開幕戦を勝利で飾ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、マレーシアGP(30日決勝)までの2週間を使ってメルセデスAMGが今季型車のW05を「さらに速く、信頼性の高い」クルマにするだろうとし、メルセデスAMGはこれからが本当に強くなるのだと語っている。
メルセデスAMGの会長であるニキ・ラウダは、メルボルンではロズベルグが「神のような」走りを見せたと述べた。また、ドイツの『Welt(ヴェルト)』紙は、「ロズベルグは新たなベッテルだ」と報じている。