2014年F1カレンダーから落ちたインドGPは契約違反を犯していたと、F1最高権威のバーニー・エクレストンが明かした。
先週、インドGPが2014年も2015年も開かれないとエクレストンによって明らかにされ、その主な原因は税金やお固い行政とエクレストンは話していた。
ところが今になってエクレストンはインド『IANS』通信にこんなことを語っている。「あの国のレースプロモーター(ジェイピー社)は、いくつかの契約項目を順守できなかった。しかもそのほとんどが金銭がらみのものだ」
それでもエクレストンは、金の問題さえ片付けばインドが再びF1を開くことは可能だと自らの希望を次のように語っている。
「新規F1開催地の中で、F1を理解してくれる数少ない人たちがインドにはいる。中国よりインドの方が信用できるのは、その点だよ」
「ここでひとつ、はっきりさせておこう。(インドの)プロモーターとの関係は依然、非常に良好だ。そして、互いに残り2年の契約をきっちりと履行したいと思っている」
「だが、それも金銭的な保証が得られればの話だけれどね」と付け加えたエクレストン。
2015年のインドGP復帰はなさそうだとエクレストンは先週語ったが、ここへきて、その可能性もなくはないとして態度を軟化させている。
「今も2015年復帰に向けて努力している。それがはっきりするまで、残された時間はあと2カ月だ。我々は何とかインドGPをカレンダーに戻したいんだ」とエクレストンは締めくくった。