アロンソ、完走は16台と予想
フェラーリのフェルナンド・アロンソが、アルバート・パークで行われるF1第1戦オーストラリアGP（3月16日決勝）に向け、13日（木）に行われた記者会見の席上で意気込みを語った。
まず、フェラーリの今季型車であるF14 Tのパフォーマンスに関する質問を受けたアロンソは、次のように述べた。
「現時点では、僕たちにどれだけ競争力があるかはまだ分からない。その答えは、24時間か48時間後には見えてくると思う。そのころには今よりも少しだけよく状況がつかめるからね。僕たちは今学んでいるところだし、毎日クルマの開発に取り組んでいる。少しばかり未知なる状況にあるし、すべてをうまくまとめあげて自分たちの持てる力を最大限に発揮することが必要だ。そうすれば、自分たちの位置も見えてくると思う」
今年から予選のルールが一部変更されることになったが、それについてアロンソは次のように語った。
「それほど大きな違いはないと思う。過去には、Q3でたった1周しかしなかったり、あるいは全く走行しないクルマもあった。これからは全員がこれまでより多く走行することになるけれど、だからといって予選への臨み方に大きな違いが生じるということではないよ。たくさんのクルマがコース上で走るのを見られるという意味では、この変更は歓迎だね」
「（Q3用に追加のオプションタイヤが支給されることについては）これまで何度も新品のタイヤを残さない状態でQ3を迎えていたから、これについてはうれしいよ」
記者会見の司会者から、フェラーリのディレクター・オブ・エンジニアリングを務めるパット・フライがメルボルン空港で部品の入った箱を押しているところを見たという話を向けられたアロンソは、次のように冗談で返した。
「ああ、それはクルマの部品じゃないと思う。多分、食糧だよ」
また、開幕戦のオーストラリアGPでは何台のクルマが完走できると思うかとの質問を受けたアロンソは、ほかのドライバーたちの予想よりも多い「16台」という数字を上げている。
